価格:¥7,700 (税込)
素材 杉 銅
サイズ 本体直径305mm
高さ83mm
容量 約3合用
備考
・天然素材を使用した手作りのため、サイズに若干の個体差があります。また木目は一点一点異なります。
・手仕事による製造工程上、木目に若干の削れた傷や、銅部分に擦れや製作の痕跡が残っている場合がございますが全て良品となります。また銅の性質上、酸化が進むと銅の色が変わる場合もあります。
すし桶は「飯台」と呼ばれることもありますが、酢とごはんを混ぜる際に、余分な水分を白木のすし桶に吸収させながら作ると、水分量が調整されて美味しい酢飯になります。ボウルでも酢飯ができないわけではありませんが、水分量に気を遣わないとベタつきがちです。
木製のすし桶の素材は、さわらや杉などがありますが、このすし桶は吉野杉製。吉野杉は、木目が細かく色沢が美しく芳香豊かで、秋田杉・木曽桧と共に日本三美林とされています。古くから吉野地方においては工芸品に利用され、江戸時代には伊丹、灘、伏見などの樽丸産業として栄えました。
そして作り手は、14歳で桶作りの技術を学び、18歳で独立し桶一筋にこだわり続け、約70年間吉野杉を使い桶を作り続けている松谷一二三さん。今も現役の名工です。
伝統的な製造方法で、年輪が揃い木目が細かく美しい吉野杉を柾目に割り、乾燥させ、輪状に並べ、「たが」で締めるという工程で作られています。ほんのりと杉の香りがするので、気になる方は木のアク抜きをしてからご使用を始めてください。米の研ぎ汁をおひついっぱいに入れたまま約3時間放置した後、水洗いして丁寧に拭いて日陰干しで十分に乾燥させたら完了です。
まるやとしては、すし桶はお茶道具ではありませんが、地元奈良で作られている希少なアイテムをご紹介したく扱わせて頂いています。
丁寧に使い続けて、経年変化も楽しみな生活道具です。