価格:¥18,700 (税込)
素材 磁器
サイズ 直径14×高さ7.5cm
色 白磁 鉄絵
備考 古物のため現品になります。割れ欠けはありません。貫入があります。
コンディションが理由による返品交換は受け付けませんのでご了承ください。
14世紀末から500年続く朝鮮王朝では素晴らしい工芸の数々が生まれました。後年になって李朝工芸と呼ばれるその作り手は名もなき職人であり、工芸は人々の暮らしのために作られた暮らしの道具です。
木工、石工、金工、民画をはじめ、中でも陶磁器は李朝工芸の代表とも言えます。三島手や粉引、刷毛目そして何よりも白磁は、骨董を愛する多くの人々を魅了し憧れの陶磁器となっています。
白磁と言っても、その白色も時期や各地域の窯によって異なる白を見ることが出来、純白、灰白、乳白、白緑など豊かな白磁が生まれました。
造形から染付や鉄砂の絵付けなどに至るまで、その自由で大胆かつ繊細な民族の美意識と職人の技術には思わず唸ってしまいます。
中には鉄分などが多く、焼くと灰色や茶色になる土も多くあり、白い土を水に溶かして化粧掛けをした作りの白磁茶碗です。
なんともユーモラスな童子と葡萄の絵。ラフに見えてなかなか真似の出来ない絶妙なバランスです。厚みがしっかりあり頼もしい存在感。置いておくだけでも楽しく、自由に使って頂きたい器です。