価格:¥4,180 (税込)
素材 磁器
サイズ 約口径68 高さ55mm
備考 古物のため若干の個体差がございます。コンディションが理由による返品交換は受け付けませんのでご了承ください。
18世紀後半江戸末期、蕎麦が大ブームになり、江戸の街に4千件近い蕎麦屋があったという文献も残されていて、まさに今で言うファーストフード店の様なものでした。この蕎麦の流行とともに、蕎麦猪口もありふれた器になり、何にでも使いやすい形になっていきました。
蕎麦猪口の絵柄はあらゆる食器類の中で、比較にならない程バラエティーに富んでいます。好みの絵柄が必ずあるのではないでしょうか。この矢羽根文のような幾何学模様はクラシック過ぎず、飽きずに使える柄の一つかと思います。
蕎麦猪口の底を見れば、ある程度年代を推測することができると言われています。江戸時代初期・中期の特徴は、裏全体に釉薬あり。江戸後期の特徴は、裏面中心にだけ釉薬あり。明治になると釉薬が全然無いというのが一般的だそうです。
グレー味のある柔らかい色合いの呉須がさりげなく、使いやすい蕎麦猪口です。