素材　白竹、持ち手に一部籐、真鍮釘
サイズ　23×19×高さ（持ち手含む）32cm
　　　　下段の外寸高さ10cm、中段と上段の高さ6.8cm、蓋の高さ3.3cm
取扱等の注意
・一部竹ゆえの若干のキズ、擦れ、ヒビ、変色などがある場合があります。
・ささくれで体や物を傷めないようにご注意ください。
・普段のお手入れは、固く絞った布巾で汚れを拭き取りよく乾かしてください。
・水洗いした場合はよく水滴を取り、風通しの良い日陰の場所にかけしっかり乾かしてください。　　
・直射日光に当てると、乾燥で変形したり割れる原因になりますので避けてください。
・湿気の多い場所での保管はかびの原因になりますので避けてください。


竹林面積が日本一の鹿児島県は、豊富な資源を元に、様々な竹かごが生まれてきました。昔から農具や生活に必要な道具を竹を使って各家庭で作る習慣があり、鹿児島における竹製品は、工芸品というよりは、身近な生活道具として日常に溶け込んでいます。

こちらの三段弁当籠は、「角もの」と呼ばれる四角い籠の三段タイプ。四角に編める職人さんは全国的には少ないので、鹿児島の角もの籠は人気があります。しかも三段のものは、籠に歪みなくピッタリと合わないといけないので特に高い技術が求められます。

全体的に、「ひしぎ編み」という九州の白竹で作る弁当籠によく見られる編みで作られていて、
底は「いかだ底編み」になっています。留めには真鍮の釘を使っていて、竹と同様経年変化で深い色に変わると思います。

通気性が良いので、お弁当籠にももちろん最適ですが、お茶道具を入れたり、化粧品を入れたり自由にお使いください。私は、茶道具とお茶を入れて野点に使いたいと考えています。

しまっておかずに、たくさん使う方が風通しがよくなりカビも生じにくいです。